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生産性が40%も日本人より高いドイツ人

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生産性が40%も日本人より高いドイツ人

バフェットはろう(@buffett_hello)です。

同じ敗戦国のドイツは、日本より生産性が高いそうです。今回は、どれだけ日本人は無駄な労働をしていて、それにより自らの価値を下げてきたのかを共有していきます。

 

 

 

労働時間が短く、生産性が高い 

日本の1人当たり年間総実労働時間は1,680時間。ドイツは1,363時間で、317時間も日本より少なくなっています。1日8時間労働で換算すると、日本は1年で約40日間もドイツより多く働いていることになるのです。1680時間にはサービス残業の時間が含まれていないことにも注意が必要です。実際には、3,000時間を超える人も多いと言われています。

さらに、「国内総生産(GDP)」は、日本は3位でドイツは4位ですが、「1人当たり名目国内総生産(GDP)」になると、世界で日本は24位、ドイツは10位と順位が逆転します。つまり、日本はドイツより長時間働いている割には、ドイツより1人当たりが生み出すGDPは低いのです。日本とドイツの違いはどこにあるのでしょうか。

 

消費者重視の日本、労働者重視のドイツ

ドイツも日本も敗戦後は工業立国として発展してきました。両国ともに、モノづくりのクオリティを追求してきました。世界的に安全性が信頼されている車は、日本車か、ドイツのベンツやフォルクスワーゲン、BMWやアウディです。ライカもドイツ生まれのカメラメーカーですし、ドイツ製品は質実剛健というイメージがあります。日本もドイツに劣らず産業立国でした。戦後に共に奇跡の経済復興を遂げました。それなのに、どうして今日の違いが生まれているのでしょうか。

ドイツでは労働者の権利を重視するために休日を充実させ1日に働く時間も厳格に決め、徹底的に労働者が働きやすい国をつくりあげてきました。ところが、日本では消費者としての権利を重んじたので、「お客様は神様」という意識が強くなったのではないでしょうか。「神様」のためにコンビニは24時間オープンし、土日に休む店などもってのほか、ネットで注文したら商品が翌日に届くのは当たり前という風潮にもなっています。サービスを提供する人々のストレスの原因にもなっています。

 

「平日」ではなく「働く日」と呼ぶ

また、ドイツでは、労働観が日本と違うようです。日本では、月~金曜日は「平日」であり、言ってみれば普段の日。休日のほうが「特別な日」というイメージがあります。つまり、働く日が普通の日であり、週何日休めるか、ということにフォーカスしています。一方、ドイツでは一般に「週休2日」とは言わず、「週5日労働」という表現をするそうです。つまり、働くことがある意味特別であり、週の中にどれくらいその特別な日があるかという点に着目しているのです。

日本では労働は尊いものという道徳観があり、勤勉は美徳と考えられています。「働かざる者食うべからず」ということわざもあるぐらい、働くことは重視されているのです。ドイツだったら、働くのが辛くなったら躊躇せずに次の仕事を探す人が多いそうです。無理して現職に留まろうとはしません。とはいえ、ドイツ人も決していいかげんに働いているわけではありません。「ドイツ人は働きすぎない」人種だそうです。基本的に自分に割り当てられた仕事を遂行することには勤勉です。しかし、それ以上のことはあえて無理にしません。

 

 

 

自分の価値は下げない

それでは、日本で生産性を上げるためには、どうすればいいのでしょうか。とりあえず、サービス残業をやめるところから始めてみては。サービス残業や無賃の労働をするということは、自分の時給を下げているのと同じで、言い換えれば、自分の価値を自ら下げているということです。そんなことしてるから、いつまで経っても貧乏暇なしなんでしょうね。

 

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