バフェットはろう(@buffett_hello)です。
先日も関東で地震がありました。日本は言わずと知れた災害大国。事なかれ主義の日本人の中には、災害大国に住んでいるにも関わらず、何も準備していない人は多くいます。便利なキャッシュレス決済も災害時は使えなくなることは想像できます。今回は、災害時に頼ることになる現金や、準備の方法や手段について共有していきます。
27%を超えたキャッシュレス決済
民間最終消費支出に占めるキャッシュレス決済の割合は、2018年の時点で24.1%に達したそうです。調査を開始した2008年以降、毎年1%前後の伸びで推移してきましたが、2017年の21.3%と比べると約2.8%の伸びを見せており、キャッシュレス決済の普及が加速してきているのがわかります。2019年10月から実施されたマイナポイントに加えて、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大による「非接触ニーズ」の高まりなどもあり、最新の数字ではさらに2~3%前後伸びていると予想されます。現在のキャッシュレス決済比率は27%前後にまで伸びていると言われています。
災害時はキャッシュレス決済できず
一方で、キャッシュレス決済の普及とともに「災害時の弱さ」という課題が明かになってきています。地震や富士山噴火で大規模な停電「ブラックアウト」が生じることで、多くの商業施設が休業を余儀なくされ、キャッシュレス決済は利用できなくなります。この影響は、日頃からなるべく現金を使わずに過ごす「キャッシュレス派」の人たちにとって甚大です。現金を持っていなかったことから買い物難民となり、その様子がSNSなどにも投稿されて大きな話題になったこともあります。このときのキャッシュレス決済が使えなくなるという事態は、日本以上にキャッシュレス決済が普及している諸外国にも影響を与え、例えば、キャッシュレス決済の比率が90%を超えるスウェーデンなどでは、「キャッシュレス決済が使えなくなるリスクに備えて、少し現金を持っておきましょう」という告知がなされたと聞いています。
現金に頼ることも念頭に
キャッシュレス決済は災害時に使えなくなる可能性があり、現金に頼らざるを得ない状況になりえます。ある程度の現金を手元に置いておき、いざというときに頼るのは現実的な解決策でしょう。また、ブラックアウトが起こると、銀行の窓口やATMも使えなくなり、当然、現金は引き出せません。ネットバンキングの普及などを背景に、銀行ATMは減少傾向にあり、何も準備をしていない人たちが殺到し、それでも現金を引き出せない状況が目に浮かびます。なので、我が家ではどうせ利子の付かない銀行になんか現金は入れていません。外貨現金や金に交換しておき、庭に埋めておきますか。
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